2016/10/25
PICK UP TCB DANCER Vol.8 中弥智博
2016年「白鳥の湖」より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ(『0歳から入場できるバレエコンサート vol.2』)
撮影:鹿摩隆司
今年1月の入団以降、丁寧な踊りとノーブルな身のこなしで主要な役を務め、今後ますますの活躍が期待されています。かねてより活動してきた振付家としての活躍も目覚ましく、『シティ・バレエ・サロン』のみならず、団内外で作品を発表しています。今回は今年の「くるみ割り人形」で初役のコクリューシュ王子を踊る中弥智博をご紹介します。
中弥智博 Toshihiro Nakaya
12歳より大阪のアートバレエ難波津にてバレエを始める。2000年より夏山周久氏に師事。01年にアメリカ マサチューセッツ州のWalnuthill Schoolへ留学し、帰国後プロダンサーとして活動を始める。09年10月、松岡伶子バレエ団に入団。同団公演「くるみ割り人形」ハーレキン、「白鳥の湖」道化、「ジゼル」アルブレヒト、「レ・シルフィード」詩人、「ロミオとジュリエット」マキューシオ、「コッペリア」コッペリウスほか多数出演。自身の振付作品として、松岡伶子バレエ団アトリエ公演にて、13年「sinfonia eroica」、14年「syNapse」、15年「Vivace」「Blind sense」など発表を重ねている。16年、東京シティ・バレエ団入団。
主な出演作品
「白鳥の湖」パ・ド・トロワ、チャルダッシュ、「眠れる森の美女」パ・ド・カトル、「白鳥の湖」黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ(『0歳から入場できる東京シティ・バレエ団バレエコンサート』)
DANCER INTERVIEW
Q.1 バレエをはじめたきっかけは?
妹の付き添いでバレエ教室に行って先生から薦められ、12歳の時に興味本位で始めたバレエが今となってはライフワークになりました。
Q.2 東京シティ・バレエ団と云えば?
みんなが自分の夢に向かってそれぞれ頑張れる、その力をまた一つに出来るそんな場所です。
Q.3 バレエを踊る上で大切にしていることは?
舞台に出るその瞬間、常にその時に誠実である事。
Q.4 本番前に必ずすることは?
緊張している事を確かめる事です。
Q.5 普段の生活でバレエのために気を付けていることは?
正しい歩き方や座るときに脚を組まない様にする。
毎日心が踊っている様に心掛ける。
Q.6 リラックス法は?
仲間と楽しく話す事。
Q.7 12月「くるみ割り人形」で初役コクリューシュ王子への意気込みは?
王子という役はキャラクター像が曖昧でとても表現が難しい役柄だと思っています。
その中で自分が思う王子を追求しながら、大先輩である志賀育恵さんの胸を借りるつもりで精一杯頑張りたいと思います。
2016年「白鳥の湖」よりパ・ド・トロワ 撮影:鹿摩隆司
2016年「白鳥の湖」より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ(『0歳から入場できるバレエコンサート vol.2』)より 撮影:鹿摩隆司