2016/03/02
PICK UP TCB DANCER Vol.4 沖田貴士
2016年「L'heure bleue」より 撮影:鹿摩隆司
2015年9月に東京シティ・バレエ団入団以後、すぐに「くるみ割り人形」タイトルロールに抜擢され、優しい雰囲気と高いテクニックで魅了しました。
翌年1月公演では「L'heure bleue」(イリ・ブベニチェク振付)、「ベートーヴェン 交響曲第7番」(ウヴェ・ショルツ振付)にも選ばれ、急成長を遂げている沖田貴士をご紹介します。
沖田貴士 Takashi Okita
3歳から、Yuriko Classic Ballet Schoolで母のもとでバレエを始める。1994年、松山バレエ学校に移籍。2005年に金田こうのバレエアカデミーにて金田和洋、こうの恭子に師事し、YAGPに出場。スカラシップ賞を受賞しキーロフ・バレエ・アカデミーに留学。卒業後、サンフランシスコ・バレエ・スクールにスカラシップで入学し、08年ルーマニアSibiu Ballet Theaterにソリストとして入団。在籍中にSibiu International Ballet Competitionに出場しシニア男性部門で金賞を獲得。10年、ブカレスト国立劇場にソリストとして移籍。12年にはアメリカに活動の拠点を戻しTulsa Ballet Theaterに入団。14年に退団し帰国、沖田貴士バレエスクールを開講。15年、東京シティ・バレエ団入団。10年、Romania International Ballet Competition、シニア部門第1位。07年、Japan Grand Prix、シニア部門第3位。Australian Ballet Company、研修生スカラシップ受賞。06年、Japan Grand Prix、シニア部門第5位、Alvin Ailey School サマースカラシップ受賞。埼玉全国舞踊コンクール、埼玉新聞社賞受賞。Youth America Grand Prix、日本予選ベスト12入り、ニューヨーク本選進出、Kirov Academy Of Ballet 年間フルスカラシップ受賞。
主な出演作品
「くるみ割り人形」くるみ割り人形、「ベートーヴェン 交響曲第7番」第3楽章ソリスト、「L'heure bleue」
「L'heure bleue」リハーサル映像より
DANCER INTERVIEW
Q.1 好きなお花は?
たんぽぽ。子供の頃、たんぽぽの綿毛を吹いて飛ばして遊んでいて、今でも見つけるとやりたくなります。
花を咲かせても素朴ながら力強く、見かけると元気が出ます。
Q.2 東京シティ・バレエ団と云えば?
和やか、平和で雰囲気のとても良いバレエ団だと思います。
舞台を作る時の団結力が強くてみんなで一丸となって舞台に挑みます。
Q.3 バレエを踊る上で大切にしていることは?
普段のレッスンがただの基礎練習やトレーニングにならないよう、楽しんで踊るよう心がけています。
Q.4 本番前に必ずすることは?
足を上げて仮眠をとります。足も頭もスッキリして集中できます。
Q.5 普段のリラックス法は?
ドライブ。海に行って波の音を聞きながらボーッとする。
Q.4 食事で気を付けていることは?
食べられる時はいっぱい食べる。なんでも美味しく食べる。
2016年「ベートーヴェン 交響曲第7番」より 撮影:鹿摩隆司
2016年「L'heure bleue」より 撮影:鹿摩隆司