2017/03/23
PICK UP TCB DANCER Vol.12 松本佳織
2016年「ベートーヴェン 交響曲第7番」撮影:鹿摩隆司
可愛らしいキャラクターと確かなテクニックで、多くのバレエファンから愛されています。2014・16年には「白鳥の湖」四羽の白鳥、2015年には「ジゼル」ペザントと次々と主要な役を任されています。
2017年3月「TOKYO CITY BALLET LIVE 2017」で上演される「パキータ」ではパ・ド・トロワに配役され、彼女らしい踊りが楽しみな松本佳織をご紹介します。
松本佳織 Kaori Matsumoto
小柴葉朕バレエスクールにて山内貴雄、小柴葉朕に師事。2008年ユースアメリカグランプリ日本予選にてオーストラリアバレエスクール短期スカラシップ賞を受賞し、留学。10年、東京シティ・バレエ団入団。以降、「くるみ割り人形」客間のクララ、中国の踊り「コッペリア」コッペリア人形、仕事の踊り「真夏の夜の夢」インドの少年など多様な役を踊り、12年よりクララ役に抜擢される。13年「ベートーヴェン交響曲第7番」第3楽章ソリスト、14年「白鳥の湖」四羽の白鳥。2006年第39回埼玉全国舞踊コンクールジュニアの部チャコット賞。第65回東京新聞主催全国舞踊コンクールジュニアの部入賞4位。2011年第14回NBA全国バレエコンクールシニアの部第3位の3。
主な出演作品
「くるみ割り人形」クララ、「白鳥の湖」四羽の白鳥、「ジゼル」ペザント、「ベートーヴェン 交響曲第7番」、「眠れる森の美女」パ・ド・カトルなど
「ベートーヴェン 交響曲第7番」リハーサル映像より
DANCER INTERVIEW
Q.1 バレエをはじめたきっかけは?
母に連れられて近所の文化センターでやっていたバレエの発表会を見て、私もやる!と言ったそうです。
4歳の頃でした。
Q.2 東京シティ・バレエ団と云えば?
お花で例えたら桜のような柔らかい雰囲気のバレエ団♡
優しくて、沢山の人から愛されるような素敵なダンサーばかりです。そして何事も思い切りやらせてもらえる場所です!
Q.3 バレエを踊る上で大切にしていることは?
踊りと同じくらい私はバレエの音楽が大好き♡ 気分が落ち込んでる日も、音楽を聞くと自然とワクワクしてしまいます。 いただいた役柄を音楽の中で生きられるように、音の素晴らしさを踊りによって届けられるようにすることが理想です。
Q.4 本番前に必ずすることは?
出番の前は、4秒かけて鼻から息を吸って、4秒間息を止めて、8秒かけて息を吐く。
吐く時には、不安やマイナスな気持ちを吐き出すつもりで。
あるアスリートが試合前にやっている、と聞いて試してみたのが始めたキッカケです。
これをすると落ち着く気がします!
そして、幕が上がる前は必ず舞台に向かってよろしくお願いしますとご挨拶!
Q.5 普段の生活でバレエのために気を付けていることは?
骨盤をしめて歩く、ビタミンB群の多い食事を心がける!疲れが次の日に残らないようにしています。
Q.6 リラックス法は?
おいしいものを食べてゆっくり寝る!たいていの悩み事はこれで忘れます。(笑)
そしてたーーーっぷりの睡眠♪
Q.7 バレエ以外でいまハマっているものは?
お店で食べた美味しかったメニューを家で再現できるか考える。(考えるだけ)
前髪をクルンとすること。
2016年「東京シティ・バレエ団バレエコンサート」より「眠れる森の美女」カナリア 撮影:鹿摩隆司
2015年「ジゼル」よりペザント 撮影:鹿摩隆司